ベルギー、アントワープのCaffe Mundi：歴史ある街のモダンなコーヒーシーン～Caffe Mundi in Antwerpen- Miruu

ベルギーの港湾都市アントワープは、歴史的な建築と活気ある文化で知られていますが、コーヒー愛好家にとって見逃せないスポットがあります。

それが、街の中心部、アントワープ聖母大聖堂や市庁舎からほど近いOude Beurs 24に位置する「Caffe Mundi（カフェ・ムンディ）」です。

この小さなエスプレッソバー兼焙煎所は、品質にこだわったコーヒーと居心地の良い空間で、地元民や観光客を魅了しています。

コーヒーへの情熱と自前の焙煎所

Caffe Mundiは、2013年にTom HelsenとIsabelle Van Echelpoelによって設立されました。ワインへの情熱をコーヒーに転じた二人は、アントワープのコーヒーシーンに新たな息吹をもたらしました。

カフェに併設された焙煎所「Cross Roast」では、南米、中央アメリカ、アフリカ産のシングルオリジンコーヒーや独自の「Mundiブレンド」など、約15種類の豆を少量ずつ丁寧に焙煎しています。週3回の焙煎することで、常に新鮮なコーヒーを提供しています。豆の80％以上は生産者から直接仕入れ、農家の名前まで把握する徹底ぶりです。

焙煎所「Cross Roast」

「Caffe Mundi（カフェ・ムンディ）」の店内では、エスプレッソ、アメリカーノ、カプチーノ、フラットホワイトといった定番から、V60で丁寧に淹れるフィルターコーヒーまで多彩なメニューが揃います。

特に、シングルオリジンの豆を使ったフィルターコーヒーは、豆本来の複雑な風味を引き出し、コーヒー通に好評なんだそうです。

カフェ・ラテとエスプレッソ・ブラウニー。メニューにはコーヒー豆の産地と特徴が書かれている

コーヒー以外にも、自家製アイスティー、ホットチョコレート、紅茶があり、幅広い嗜好に対応していて、テイクアウトも可能です。

食事と居心地の良い空間

Caffe Mundi（カフェ・ムンディ）は、コーヒーだけでなく食事でも訪れる人を満足させます。農家直送のパンを使ったサンドイッチやスープ、自家製ケーキが人気です。

ベジタリアン向けの選択肢も豊富で、どんな人でも気軽に利用できます。

店内の雰囲気は、温かくリラックスしたもの。約20席のこぢんまりとした空間には、窓際のカウンターやクッション付きのベンチがあり、落ち着いた時間を過ごせます。