隠れ家に通じる通路や部屋が狭いこともあって、入館するには事前予約が必要です。
当日券をHP経由で買うこともできますが、すぐ売れ切れてしまうのでおススメはしません。
また、予約の時間にならなければ雨の日でも館内に入ることはできませんし、遅れても入ることはできないので気を付けてください。
博物館入口の上の電光掲示板に、入館可能なタイムスロットが表示されています。
ユダヤ人であったアンネ・フランクの家族は、ドイツ・フランクフルトからオランダ・アムステルダムに逃れてきました。
アンネの父はアムステルダムで事業を行っていましたが、オランダでもユダヤ人への迫害も厳しくなってきたため、協力者の力も借りて会社のあった建物の一部に隠れることにしました。
そして約2年後、警察に捕まり収容所に送られ、生き残ったのは父親オットーだけでした。
館内撮影禁止なので、コーヒーとドーナツの写真でも。 |
アンネは隠れ家に移ってから日記を書き続けていましたが、あるときから出版することを念頭において今まで書いてきた日記をまとめ直しています。
それは、イギリスに亡命していたオランダ政府の教育大臣がラジオを通して戦時中の日記や書類を残しておくように呼び掛けたからです。
もとの日記と書き直したページが並べて展示されていたのですが、それほど大きな書き直しはされていないようです。
いろんな感情を落ち着けるためにはコーヒーが必要です。 |
戦後、強制収容所から戻ってきた父オットーが家族の死を知ったあと、家族が生きていたころの様子が綴られたアンネの日記を一枚一枚繰りながら読んだと思うと胸にこみあげるものがあります。
日記には、アンネが隠れ家での生活について書いたこの日記を出版であること、それから作家かジャーナリストになりたいと書かれていました。
父オットーは、アンネの夢をかなえるために出版することを決めます。
アンネ・フランク・ハウスではアンネの一生だけでなく、生き残った人たちや支援者たちの物語も伝えていて、暗い中に希望があってよかったと感じました。
次に日本に帰った時に、あらためて「アンネの日記」を読んでみようと思います。小学生のときに読んだときはアンネに感情移入していたのですが、今度は一人残された父オットーの気持ちで読んで号泣してしまいそうです。
アンネ・フランク・ハウス
Anne Frank House
Westermarkt 20
1016 DK Amsterdam
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