サン・ニコラス広場とアルハンブラ宮殿の位置関係はこう↓です。サン・ニコラス広場はアルハンブラ宮殿の北側に位置します。そんなに離れていないので、アルハンブラ宮殿の迫力を感じることができます。
アルバイシン地区を抜けてサン・ニコラス広場へ
サン・ニコラス広場があるアルバイシン地区は、グラナダの旧市街に広がる石畳の迷路のようなエリアです。白や黄色、オレンジ色の壁に花で飾られた窓辺が並び、イスラム文化の香りが漂います。サン・ニコラス広場へはグラナダ中心部から徒歩やバス(C32番)でアクセスが可能です。急な坂道が多いので、私はC32番バスで広場まで登り、帰りは気ままに歩いて下りました。
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アルハンブラ宮殿のあとにサン・ニコラス広場へ向かうC32番バス |
下り道は細い路地に並ぶ家々の美しさに目を奪われます。気の向くままに歩いていると、道が少しずつ開けてカフェや小さな店が現れ、最後には活気あふれるイスラム風バザールの通りにたどり着きました。
サン・ニコラス広場からの帰り道は細い道を地図も見ないで気の向くまま下っていきます。
どんどん下っていくと道が広くなってカフェがぽつぽつとあらわれます。
さいごは賑やかなイスラムのバザールみたいな通りへ辿り着きました。
アルハンブラ宮殿は、13~14世紀のナスル朝によるイスラム建築の傑作です。繊細なアラベスク模様やライオンの庭の優雅な柱廊、中庭の美しさは、まるで中世のイスラム黄金時代にタイムスリップしたかのようでした。
▼アルハンブラ宮殿を訪れた時の様子
サン・ニコラス広場からアルハンブラ宮殿を望むと、赤みを帯びた宮殿の壁と背後の青いシエラネバダ山脈が織りなすコントラストが圧巻です。
アルハンブラ宮殿の魅力
アルハンブラ宮殿は、13~14世紀のナスル朝によるイスラム建築の傑作です。繊細なアラベスク模様やライオンの庭の優雅な柱廊、中庭の美しさは、まるで中世のイスラム黄金時代にタイムスリップしたかのようでした。
▼アルハンブラ宮殿を訪れた時の様子
サン・ニコラス広場からアルハンブラ宮殿を望むと、赤みを帯びた宮殿の壁と背後の青いシエラネバダ山脈が織りなすコントラストが圧巻です。

特に印象的だったのは、宮殿の一部である要塞アルカサバでした。
崖の先端に位置し、広大な視界が広がるその立地は、敵を迎え撃つための戦略的な場所だったことが一目でわかります。このアルカサバ要塞の堅牢さと窓がたくさんあったり壁を装飾したナスル宮殿やカルロス五世宮殿の優雅さが、アルハンブラの多面性を物語っていました。
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アルハンブラ宮殿内の要塞アルカサバ |
サン・ニコラス広場の絶景とフラメンコ
サン・ニコラス広場からのアルハンブラの眺めは、息をのむ美しさです。特に夕暮れは、夕陽に染まる宮殿のシルエットが幻想的で、観光客や地元の人々で賑わいます。広場には小さな教会やカフェ、露店があり、ゆったりと景色を楽しみながらグラナダの空気を味わえます。

私は運良く、広場でフラメンコギターの生演奏と情熱的なダンスに出会いました。その瞬間、グラナダの魂がそこにあると感じました。カメラを手にシャッターを切る人々、活気ある露天商の声、そしてフラメンコのリズム――すべてがこの場所の特別な雰囲気を形作っていました。
おまけ:アルハンブラから見るサン・ニコラス広場
実は、アルハンブラ宮殿の要塞アルカサバからサン・ニコラス広場を見ることができます。最初、アルカサバから遠くの建物の上に人がぎゅっと集まっているのを見て、「何かパーティーでもしてるのかな?」と思っていました。でも、広場に立ったとき、「あの場所はここだったんだ!」と気づいたんです。
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アルハンブラ宮殿内の要塞アルカサバからサン・ニコラス広場を望んだところ |
まとめ
サン・ニコラス広場からアルハンブラ宮殿を眺めることは、グラナダ旅行のハイライトのひとつです。歴史と自然が織りなす絶景は、訪れる者の心に深い感動を刻みます。アルハンブラ宮殿の美しいだけではない一面を知れる場所なので、ぜひ訪れてみてください。
▼アルハンブラ宮殿に行く前に読んでほしい
▼アルハンブラ宮殿でレコンキスタを終えた二人の王が眠る場所
▼グラナダ観光にはこの大聖堂もはずせない
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