ハンガリーの首都にあるブダペスト国立西洋美術館から、オランダ黄金時代の絵画がフランス・ハルス美術館にやってきました。
豪華な晩餐用の食材や食器が並べられた食卓画を専門としたウィレム・クラース・ヘーダの作品。お肉のシズル感が素晴らしい。画面左上の銀製の器にのった白い物はお塩です。
ルーベンスの作品。知性を感じさせる男性です。目じりの皺や額の薄くなった生え際の表現が秀逸。
冬の絵と言えばのアーフェルカンプ。この冬は暖かいからこういった風景は無理かな。
フロリス・ファン・ダイクも食卓画を専門に描いた最初期の画家。経過した時間がちがう二種類のチーズはそれぞれ異なる色と質感で描かれています。右上のものもチーズに見えますが、柔らかい質感なのでバターかな、と思います。
こちらはフランス・ハルス美術館所有のフロリス・ファン・ダイクの作品。こちらにも二種類のチーズが描かれていますね。ちなみに、アムステルダム国立美術館にもこれに似たヘーダの作品があります。そちらはさらに古いチーズがもう一種類上に置かれています。おそらくこの重ねられたチーズが、彼のトレードマークなのかもしれません。
Groot Heiligland 62
2011 ES Haarlem
http://www.franshalsmuseum.nl/en/
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