たくさんのミッフィー会える!
と、勢い込んで会場に訪れたのですが、拍子抜けしました。
会場が小さな一室しかないのです…。下の写真がその部屋の真ん中から撮った写真です…。
もう少し堪能したかったなぁ~というのが正直なところですが、
たとえば、コレ。
作品のアップなんですが、
ブルーナはフランスの画家からたくさんの影響を受けたそうです。例えば、マティスやレジェ。マティスからは究極にシンプルな線で表現すること、レジェからは線と色彩を分けて配置することなどを自作に取り入れています。
(左)最初のミッフィー、(右)マティス |
マティスとブルーナ。同じようなシンプルな線で表現していもアプローチは違います。
マティスは現実世界にある対象物を繰り返し繰り返し反復して描くことによって、その最もコアとなる線を選び取って一瞬で紙に定着していきます。制作過程では、最初のデッサンが最も時間がかかり、対象のコアに近づくにしたがって作品を仕上げるスピードが上がっていきます。
一方、ブルーナはすでに頭のなかにある対象物のコアを紙の上で筆を数ミリずつ動かして慎重に形を定着させていきます。何度となく描いたミッフィーでも、慎重に慎重に筆をすすめます。
ブルーナの絵に温かみを感じるのは、時間をかけて、手で描いているのがにじみ出ているからかもしれません。
「ディック・ブルーナ、アーティスト」展
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
museumstraat 1The Netherlands
1071 XX Amsterdam
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