どう見ても油揚げ。スペイン、グラナダのお菓子torrijas(トリーハス)~Alhambra Churrería in Granada, Spain

2025年9月17日水曜日

カフェ グラナダ旅行2025 スペイン

t f B! P L
グラナダの街を歩いていると、ふと目に入ったのが「Alhambra Churrería」。

チュロスで有名なこのお店、ガイドブックやSNSでもよく見かける名店です。でも、私がこの店に引き寄せられた理由は、チュロスではありませんでした。ウィンドウにずらりと並んだ、黄金色に輝く「torrijas(トリーハス)」が、遠目に見たらまるで日本の油揚げみたいだったから!

ウィンドウの一番下の段にあるのがtorrijas(トリーハス)

油揚げ!? いいえ、torrijas(トリーハス)です


最初、ショーウィンドウに並ぶ四角い食べ物を見て、「え、油揚げ!?」と二度見してしまった。スペインの伝統的なスイーツ、torrijas(トリーハス)がこんなにも日本の油揚げにそっくりだったなんて……。

油で揚げられたようなキツネ色の見た目、ふっくらとした質感。思わず「これ、どんな味なんだろう」と好奇心が湧いてきました。歩き疲れたからちょっとお茶でもしようと思っていたけど、即座にtorrijasにターゲット変更!



店内に入ると、シナモンの甘い香りと、どこか懐かしい揚げ菓子の匂いが漂ってきました。チュロスを求めて訪れる観光客が多くいるようで、「torrijas(トリーハス)ください!」と言ったら、「チュロスじゃないの?本当に?チュロスじゃなくていいの?」と繰り返し確認されました。

Torrijas(トリーハス)、初体験!

やっぱりどう見ても油揚げ

注文したtorrijasは、やっぱりどう見ても油揚げ。生クリームを添えられた油揚げ。

でも、砂糖の甘い香りとシナモンのスパイシーな香りが漂ってくるのでちょっと頭がバグります。


カリッとしたところがますます油揚げ

食べてみると見た目通りふわっとした食感で、噛むとじゅわっと甘いシロップが染み出してきます。パンに卵やミルクを染み込ませて揚げ、シナモンシュガーやハチミツで仕上げたもので、スペインのフレンチトーストとも呼ばれているそうです。

甘くてほんのりスパイシーな味わい!でも、どこか懐かしい、家庭的な温かさも感じる一品でした。味も油も強くなく、思ったよりあっさりとしていましたが、それでも甘い。



ポット入りの紅茶はお代わりを頼みました。

Alhambra Churreríaの魅力


Alhambra Churreríaは観光客だけでなく、地元の人たちが朝ごはんやおやつを求めてふらっと立ち寄る、そんなカジュアルな店です。チュロスももちろん美味しいらしいけど、私の心を掴んだのはやっぱりtorrijas。この「油揚げそっくりスイーツ」は、見た目の意外性とその美味しさで、グラナダ旅行の忘れられない思い出になりました。

もしグラナダを訪れるなら、Alhambra Churreríaでtorrijasを試してみてほしい。チュロスもいいけど、ウィンドウに並ぶキツネ色のtorrijasに目を奪われたら、それはもう運命です。王道を食べるのもいいけど、たまには直観を信じて試してみるのも面白いものです。



▼これも見た目のおもしろさで選びました。


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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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