チュロスで有名なこのお店、ガイドブックやSNSでもよく見かける名店です。でも、私がこの店に引き寄せられた理由は、チュロスではありませんでした。ウィンドウにずらりと並んだ、黄金色に輝く「torrijas(トリーハス)」が、遠目に見たらまるで日本の油揚げみたいだったから!
ウィンドウの一番下の段にあるのがtorrijas(トリーハス) |
油揚げ!? いいえ、torrijas(トリーハス)です
最初、ショーウィンドウに並ぶ四角い食べ物を見て、「え、油揚げ!?」と二度見してしまった。スペインの伝統的なスイーツ、torrijas(トリーハス)がこんなにも日本の油揚げにそっくりだったなんて……。
油で揚げられたようなキツネ色の見た目、ふっくらとした質感。思わず「これ、どんな味なんだろう」と好奇心が湧いてきました。歩き疲れたからちょっとお茶でもしようと思っていたけど、即座にtorrijasにターゲット変更!
店内に入ると、シナモンの甘い香りと、どこか懐かしい揚げ菓子の匂いが漂ってきました。チュロスを求めて訪れる観光客が多くいるようで、「torrijas(トリーハス)ください!」と言ったら、「チュロスじゃないの?本当に?チュロスじゃなくていいの?」と繰り返し確認されました。
Torrijas(トリーハス)、初体験!
やっぱりどう見ても油揚げ |
注文したtorrijasは、やっぱりどう見ても油揚げ。生クリームを添えられた油揚げ。
でも、砂糖の甘い香りとシナモンのスパイシーな香りが漂ってくるのでちょっと頭がバグります。
カリッとしたところがますます油揚げ |
食べてみると見た目通りふわっとした食感で、噛むとじゅわっと甘いシロップが染み出してきます。パンに卵やミルクを染み込ませて揚げ、シナモンシュガーやハチミツで仕上げたもので、スペインのフレンチトーストとも呼ばれているそうです。
甘くてほんのりスパイシーな味わい!でも、どこか懐かしい、家庭的な温かさも感じる一品でした。味も油も強くなく、思ったよりあっさりとしていましたが、それでも甘い。
Alhambra Churreríaの魅力
Alhambra Churreríaは観光客だけでなく、地元の人たちが朝ごはんやおやつを求めてふらっと立ち寄る、そんなカジュアルな店です。チュロスももちろん美味しいらしいけど、私の心を掴んだのはやっぱりtorrijas。この「油揚げそっくりスイーツ」は、見た目の意外性とその美味しさで、グラナダ旅行の忘れられない思い出になりました。
もしグラナダを訪れるなら、Alhambra Churreríaでtorrijasを試してみてほしい。チュロスもいいけど、ウィンドウに並ぶキツネ色のtorrijasに目を奪われたら、それはもう運命です。王道を食べるのもいいけど、たまには直観を信じて試してみるのも面白いものです。
▼これも見た目のおもしろさで選びました。
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