特に、地元民も観光客も夢中になるタパスバーの名店「Los Diamantes(ロス・ディアマンテス)」は、グラナダを訪れたら外せません。新鮮なシーフードのタパスで有名なこの店は、グラナダでぜひ訪れたいお店です。
私はオランダに住んでいますが、名物のハーリング(塩漬けニシン)以外、シーフード料理はちょっと物足りない…(いや、そもそもオランダの食文化が…ね)。
魚好きの私にとって、グラナダのシーフードはまさに夢のようなご褒美。旅行前からロス・ディアマンテスの名前をチェックし、期待に胸を膨らませていました。
Los Diamantesの歴史と雰囲気
1942年創業のロス・ディアマンテスは、グラナダの中心部で80年以上愛され続ける老舗タパスバーです。「新鮮な魚介」「伝統的な調理法」「フレンドリーな雰囲気」をモットーに、変わらない味で地元民の心をつかんでいます。市内に複数の店舗があり、特にPlaza NuevaやCalle Navasの店舗はアクセス抜群で、いつも賑わっています。![]() |
Calle Navas店、公式サイトより |
本場のタパス文化を味わいたくて、Calle Navasの老舗店舗を目指しました。が、開店5分遅れで到着したのが運の尽き。狭い店内はすでに満員!カウンターも立ち飲みスペースも人で溢れ、諦めざるを得ませんでした。
近くにあるほかのタパス店ではおいしそうな生ハムやサラミ等がメニューにならんでいましたが、シーフードを求める私の口はそれでは満足しそうになく……。そこで、歩いて行ける近くのロス・ディアマンテスの別店舗、Bib Rambla店へ向かいました。
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Bib Rambla店、公式サイトより |
Bib Rambla店は少しモダンな雰囲気で、屋外にテーブルが並び、観光客にもゆったり楽しめる空間です。10分ほど待って入店すると、活気あるカウンターと魚介の香ばしい匂いが出迎えてくれました。
シンプルで明るい店内は、料理と活気ある雰囲気が主役。地元民と観光客が肩を並べ、ビールやワインを片手にタパスを楽しむ姿は、グラナダの日常そのものでした。立ち飲みスタイルで、客同士が自然とスペースをシェアするカジュアルな空気感に「これぞタパス文化!」と感動しました。
無料タパスと絶品シーフード
グラナダのタパスバーの魅力は、ドリンクを注文すると無料でタパスが付いてくること。ロス・ディアマンテスもこの伝統を守り、ビールやワインを注文するごとに、小皿のタパスが提供されます。特に人気なのは、新鮮な魚介を使ったフリット(揚げ物)やグリル料理です。シンプルなのに奥深い味わいがたまりません。
最初に提供された無料タパスは、サクサクの衣に包まれたエビやイカ、貝、アンチョビのフリット。軽い塩味が絶妙で、すごい勢いで食べきってしまいました!
お酒が飲めない私は、追加で一品料理をいくつかオーダーしました。
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イカのフリット |
はずせないイカのフリット。レモンを搾ってさっぱりいただきます。
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タコ |
そして、タコ。パプリカパウダーで彩られたタコは素材の旨味が引き立っています。
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エビのアヒージョ |
エビのアヒージョ。エビの旨味が溶け出したオイルが絶品。ニンニクもしいかりきいている。パンをつけて食べたら手が止まらない。
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ピメントス・デ・ パドロン |
スペインのししとう、ピメントス・デ・パドロン。ほのかな苦みが日本のししとうやピーマンを彷彿とさせます。「しょうゆと鰹節があれば……!」と心の中で叫びました。
地元民も太鼓判!ロス・ディアマンテスの魅力
ロス・ディアマンテスは観光客だけでなく、地元民からも「グラナダのタパス文化の真髄」と称されるほどの人気店。伝統と品質を守り続ける姿勢が、愛され続ける秘訣のようです。ロス・ディアマンテスは、観光客が気軽にグラナダのタパス文化を気軽に体感するのに最適な場所でした。アルハンブラ宮殿やフラメンコ鑑賞の後に、地元の味と活気を楽しみたいなら、ぜひ足を運んでみてください。グラナダの活気を感じる店でビール片手に新鮮なシーフードを頬張るひとときは、グラナダ旅行の忘れられない思い出になるはずです。
シーフード不足の私の心と胃を満たしてくれたこの店、肉料理に飽きたときの「魚チャージ」にもぴったりです!
▼ロス・ディアマンテスの公式サイト
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