アムステルダム国立美術館で開催中の「ジャパンモダン」展。
20世紀初頭、明治の時代は日本の政治、街、文化が大きく変化しました。その時代の変化に合わせて、日本の伝統芸術も大きな変化を経験しました。
江戸時代に流行した浮世絵も、廉価な石版画や写真、新聞、雑誌、絵葉書など新しい商品やメディアが台頭する中ですたれていきました。
その版画の世界にモダンな視点を取り込み、版画芸術の復興を目指したのが「新版画」と「創作版画」でした。
正直に申し上げると、このあたりのことはあまり詳しくありません。
「新版画」が浮世絵の伝統に則った伝統的な技法で同時代の世界を写し取り、「創作版画」はそれまで分業制であった版画の工程を一人で行い、実験的な作品や新しい技法で生み出されたというくらいしか知りません。
橋口五葉、「髪梳ける女」、1920年 |
黒髪の繊細な表現が美しい。
いつも主張の強い西洋美術を見ていると、このような控えめで繊細な日本の作品を見るとホッとします。
小早川清、「踊り」、1932年 |
モダンな服装で踊るダンサー。靴からはみ出た小指がかわいい。
竹久夢二 |
壁一面に飾られていた、竹久夢二が表紙絵をつとめた『婦人グラフ』。
深沢策一、「東京百景 昭和通ガソリンや」、1931年 |
黄色と赤の企業カラーは今も昔も変わりません。
ジャパンモダン
2016.06.24-09.11
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
museumstraat 1
The Netherlands
1071 XX Amsterdam
https://www.rijksmuseum.nl/en
2016.06.24-09.11
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
museumstraat 1
The Netherlands
1071 XX Amsterdam
https://www.rijksmuseum.nl/en
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