肖像画ばっかりで疲れるかと思ったけど、そんなことはなく最後まで集中力を保って観ることができました。
描かれた人物は、できるだけ理想の自分に見えるように努力しています。顔の表情、ポーズ、服装、背景、象徴などすべての構図が綿密に練られています。
それは描かれた人物や注文した人物が何を重視しているのかが重要になってきます。ある人が肉体的な美しさを重視し、別の人は権威を優先したりしています。
Petrus Christus, Young Woman, c. 1470, Gemäldegalerie der Staatlichen Museen zu Berlin |
これが観られただけで行った価値があったというもの。
見た時の第一印象は「小さい!」
描写が細かいから小さいだろうなとは思っていましたが、思っていたよりもさらに小さく、その小さい画面の中に少女がぎゅっと凝縮されて描かれていました。
Lucas Cranach I, Prince of Saxony, Princess of Saxony, ca.1517, |
たくさんある肖像画のなかで力の入っていたコーナーが子どもを描いた作品群でした。
Jean Clouet, Dauphin Francois, c. 1552-1524 |
額も立派。
記憶に残りたい、残したいと思った人々の物語でした。
余談ですが、会場ディスプレイがシックで作品と会場に合っていてとてもよかったです。(最近モダンで軽いディスプレイデザインが続いていて、う~ん💦となっていたので)
Remember Me
2021.10.01-2022.01.16
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
Museumstraat 1
The Netherlands
1071 XX Amsterdam
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