Egon Schiele, Self-Portrait with Chinese Lantern Plant, 1912 |
シーレとクリムトの作品を見るためにウィーンにあるレオポルト美術館に行きました。
Gustav Klimt, Altar of Dionysus, 1886 |
Gustav Klimt, Death and Life, 1910/15 |
Josef Hoffmann, Furniture in the anterroom of Gustav Klimt's studio at Josefstadter Strasse 21, Vienna's 8th district |
クリムトのアトリエが再現されていました。クリムトの絵の様に装飾された部屋を想像していましたが、むしろ装飾がほとんどない落ち着いた部屋になっています。
奥に置かれた骸骨が唯一感じられるクリムトらしさです。
Egon Schiele, Stylized Flowers in Front of Decorative Background, 1908 |
そして、エゴン・シーレが展示されているエリアへやってきました。
左はシーレが19歳のときに描い作品です。のちの画題とは違うけど、すでに描線がシーレをシーレたしめる片鱗を見せています。また、クリムトの影響も強かったようで、正方形のカンヴァスに描き、背景に金や銀を用いています。
Egon Schiele, Hermits, 1912 |
この美術館、大きな窓がたくさん配置されているんだけど、そこから入ってくる自然光がガラスに反射して作品が見にくかったです…。
Egon Schiele, Self-Portrait with Chinese Lantern Plant, 1012 |
シーレの自画像のなかでは最もよく知られた作品のひとつで、描いたのは22歳のときです。
肌が牛乳のような不透明な色で、なんの絵の具を使っているか気になりました。
Egon Schiele, Seated Male Nude (Self-Portrait), 1910 |
腱、筋肉、骨が強調されて表示され、身体がほとんど皮膚のように見えます。
美術館では「マックス・オッペンハイマー」の展覧会が開かれていて、その展示室にもシーレの作品がありました。上の作品はシーレが描いたオッペンハイマーの肖像画です。
この作品をみるといつも俳優の志垣太郎さんを思い出すんですが、似てると思いませんか?
作品鑑賞に疲れたのでカフェで一休みしました。レオポルト美術館のカフェはアジアの多国籍カフェでした。醤油味のものを食べるとほっとします。
私がウィーンを訪れたのは2023年10月なんですが、2023年初めに日本でレオポルト美術館が所蔵するシーレ作品を中心とした「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」展があったので、シーレの作品が全部展示されているかちょっと心配していたのですが、杞憂に終わってよかったです。
MuseumsQuartier, Museumsplatz 1
1070 Wien
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