ルーベンスの巨大作品の修復プロジェクトがアントワープ王立美術館で始まる!

2024年3月27日水曜日

KMSKA アントワープ ベルギー 修復

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アントワープ王立美術館で、ルーベンス作品の修復作業が行われていました。



アントワープ王立美術館は建物の改修工事のために2022年まで11年間閉館していました。

その間、収蔵作品を別のアトリエに移動して修復作業を行っていたのですが、これだけ大きな作品の作業を行える大きさではなかったそうです。

なので、美術館がリニューアルオープンして落ち着いた頃を狙って展示室で修復作業を行うことにしたそうです。

前にこの修復中の作品を見たとき、キャンバスが波打っていたり絵の具が浮いたりはがれたりしていて気になっていたんですよね。↓に写真があります。



私が訪れた時は、黄色く濁ってしまった画面表面のワニスを除去している最中でした。

ワニスを除去すると色が浅くなりますね。



作業場所は展示室の一角に作られています。



床には「サイレントゾーン」のテープを貼っています。

うるさいと作業の妨げになるし、ときどき作業中の修復家に話しかける人もいますからね。



修復作業のおしながき。

この日は「ワニスの除去作業」をしていました。



作業のスペースを区切っている棚の上には作品の解説があったり、



修復作業の手順の説明がされていたりします。



実際に作品表面の汚れをふき取った脱脂綿が置かれていました。ずいぶん汚れが付いていますね。



アントワープ王立美術館KMSKA
(Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen)
Leopold de Waelplaats 2
2000 Antwerpen





 
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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