7月30日から9月4日まで、横浜のそごう美術館にて、「レンブラント リ・クリエイト」展が開催中です。
私は行っていないので確証をもっては言えないのですが、おそらく2012年にオランダ・アムステルダムのマグナ・プラザで開催された展覧会"Re:mbrandt - All his paintings" をもとにした展覧会だと思われます。
"Re:mbrandt - All his paintings"は展示されているすべての作品が複製だといういうことで、正直なところ「どうなんだろう?」と思いつつ訪れた展覧会でしたが、そこでの体験は大変有意義なものでした。
というのも、最新のデジタル技術によって、実際の大きさで忠実に再現された300点以上の作品が年代順に並んでいたからです。
このことによって、レンブラントの代表作《テュルプ博士の解剖学講義》が初期のレンブラント作品のなかで際立って大きくて力作であることや、
切り取られてしまった部分も再現された《夜警》が現在のものよりも奥行きのある構図で演劇のような効果をもっていたこと、
そしてプライベートコレクションで鑑賞する機会が得られないものまでも一度に見ることができたからです。
確かに絵具の盛り上がりや微妙な筆触の違いなどは鑑賞できませんが、複製画ということで照明が明るかったので細部まで見ることができました。
美術館での作品鑑賞というよりも図録でレンブラントについて勉強している感覚に近いものでした。
そごう美術館、横浜
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