デン・ハーグの夏の野外彫刻展~Brasil, Beleza? Museum Beelden aan Zee in Den Haag

2016年8月31日水曜日

デン・ハーグ 彫刻 展覧会

t f B! P L
8月21日に終わってしまった展覧会です。記事を書いたつもりですっかり忘れていました。

毎年、夏にMuseum Beelden aan Zeeが、デン・ハーグの中心地Lange Voorhoutで野外彫刻展をしています。

今年はリオ・オリンピックがあったこともあって、25名以上のブラジル人アーティストの作品を集めて開かれました。

タイトルの"Blazil, Beleza?"のBelezaはもともとポルトガル語で、「美しさ」という意味の単語なのだそうです。それが最近では若者の間では、

「最近どう?」
「うまくいってる?」
「いいよ」
「大丈夫だよ」

といったカジュアルなあいさつで使用されているそうです。

以上の意味で、今回の展覧会は昨今のブラジルの経済危機や政治の先行き不安などを表す言葉としてBelezaを採用しています。

Héctor Zamara, Tower Tamariu, 2013



自転車の荷台にレンガが積まれています。そのレンガはそれぞれ高さが違います。

自転車をこいでレンガを運ぶという労働は同じですが、それぞれの労働者の能力運べるレンガの量が違います。いかに効率よく多くのレンガを運ぶために、労働者は頭と体を使って日々考えています。


Opavivará!, Namoita, 2006
突然、道の真ん中に緑が鬱蒼と茂った場所が現れました。



なかには、リゾートで使われるようなリクライニングチェアがふたつおかれています。

この展覧会は行われている場所は、オフィスや大使館、政府の機関が多くあって、人々がみんな忙しく仕事をしている場所です。そんな場所に植木で囲まれた、全く違うリラックスした空間を創り出しています。

環境というのは、わりと簡単に変えられるようです。

Ernesto Neto, Animal Nature, 2013

Eduardo Coimbra, Muro, 1993

Valeska Soares, Adrift, 2016

このボートの下の板は鏡です。本来ならば、周りの風景を映してボートが浮いているような視覚効果があったはずですが、私が訪れた時期が遅すぎてすっかり鏡が曇っていました。

残念!

野外彫刻展はオープンしてすぐに行かないと行けませんね。



Brasil, Beleza?

Museum Beelden aan Zee
http://beeldenaanzee.nl/en


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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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