テイト・モダンで、日本の「もの派」と欧米の彫刻家たちが互いに与えた影響を振り返る展示がされていました。
Susumu Koshimizu, From Surface to Surface, 1971, remade 1986 |
欧米の彫刻は素材からまったく別の形を作り上げるものだったのに対し、日本のもの派は素材を単体または組み合わせてシンプルな状態で作品にしています。和食の料理法に通じるようなアプローチですね。
Lee Ufan, Reratum, 1968/1994, Tate Modern |
その先にはメディア・ネットワークをテーマにした展示がありました。
Clido Meireles, Babel, 2001, Tate Modern |
青い空間にそびえたつバベルの塔は圧巻です。これはラジオを積み上げて制作されたもので、10年を費やしたそうです。
Clido Meireles, Babel, 2001, Tate Modern |
下部に年代の古いラジオがあり、上に上るほど新しいラジオになります。それぞれのラジオから発せられたちいさな声は、ざわざわと大きな塊となって鑑賞者に迫ります。
Tate Modern
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