会場はそれほど大きくはないのですが見所や初めて知ることが多くて、たったの一時間では堪能しきれませんでした。会期も長いのでもう一度、3時間ぐらいの余裕をもってリベンジします。
もともと日本の面は、宗教的な意味合いが強いものでした。たとえば世界最古の面に属する伎楽面は、古代日本で演じられた仮面舞踊劇である伎楽に用いられた仮面で、日本書紀には612年に中国もしくは朝鮮から伝わったとされています。
14世紀になり、室町幕府の将軍足利義満が観阿弥・世阿弥を庇護してから、武家社会と強いつながりを持ち、その後、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と能を好む有力者が続いたことで結びつきが強くなっていきます。
そのようななかで生まれたのが甲冑面(面頬、頬当て)だそうです。この甲冑面は顔面、特に両頬から顎を保護する防具なんだそうです。また、相手を威嚇するために般若のような恐ろしい表情をしていたり、髭を付けていたりするんだそうです。
(私は、着ていない甲冑を置いておく時に、顔がないと変だからと嵌めているんだとばかり思っていました。)
展示されているのは面が中心ですが、能装束や甲冑・兜、刀剣や屏風などが展示されていて、当時の文化が立体的にわかるように展示されています。
「仮面の戦士/武士と合戦の晴れ舞台」
2017.12.08-2018.05.27
Sieboldhuis
Rapenburg 19
2311 GE Leiden
http://www.sieboldhuis.org/ja/
0 件のコメント:
コメントを投稿