彼女は女性として初めてターナー賞を受賞したアーティストとしても知られています。
彼女はコンクリートや樹脂、ゴム、金属などの工業用材料を、住宅などの内部に広がる「なにもない」空間に流し込んで、空間を抜き出した作品で知られます。
彼女の彫刻作品は住宅などの巨大なものから、身近にある小さなスイッチや水枕まで様々です。
彼女は自らの製作方法を「空間や静寂の感覚をミイラ化する」と語っています。取り壊される運命である部屋の最後の姿、空間のデスマスクなのかもしれません。
表裏が反転して、エッシャーのだまし絵のようになった階段。
本棚。
近づくと小口のインクが写し取られていて、本好きな私としてはここにどんな本が並んでいたのか想像力が逞しくなってしまいます。
トイレットペーパーの芯。
2017.09.12-2018.01.21
Tate Britain
Millbank
London SW1P 4RG
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