マリスはハーグ派にも所属していたそうですが、その後、パリに渡ってこの作品を描くとすぐに傑作とみなされ、同じ少女を描いた作品を多く残しました。
靄がかった画面の中に朧げに浮き上がってくる女性の姿。目を凝らして見ていないとすぐに靄の中に消え去ってしまいそうです。
(実際にはこの写真よりも朧気で、「何を描いているのかわからん」「見えない」と言ってる人が多かったです)
マリスは色彩をすて、輪郭線を排して少女の雰囲気を感じさせます。
彼女の存在を画面のなかにより溶け込ませるためか、または浮かび上がらせるためか、輪郭にあたる部分にはスクラッチが施されています。
Matthijs Maris
2017.10.06-2018.01.07
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
museumstraat 1
The Netherlands
1071 XX Amsterdam
https://www.rijksmuseum.nl/en
Matthijs Maris, Screen with Dancing Figures, 1879 |
この衝立仕立ての作品は、マリスがパリのギャラリーで見つけてこの枠の形に一目ぼれし、貼られていた布を取りのぞいて描きなおしたものです。女性たちの伸びやかな肢体に絡みつく薄布の表現がとても繊細で巧みでした。
さらにその後、マリスはロンドンに渡り、この神秘的で象徴主義的な画風を完成させました。
Matthijs Maris, Grief (Vanished Illusions),c. 1911-1917 |
(実際にはこの写真よりも朧気で、「何を描いているのかわからん」「見えない」と言ってる人が多かったです)
マリスは色彩をすて、輪郭線を排して少女の雰囲気を感じさせます。
彼女の存在を画面のなかにより溶け込ませるためか、または浮かび上がらせるためか、輪郭にあたる部分にはスクラッチが施されています。
Matthijs Maris
2017.10.06-2018.01.07
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
museumstraat 1
The Netherlands
1071 XX Amsterdam
https://www.rijksmuseum.nl/en
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