Rembrandt van Rijn, Flora, 1634, Hermitage Museum |
柔らかな黄金の光を纏った若い女性。穏やかな視線からは深い知性を感じます。
彼女の頭には豊かな草花で作られた花冠が載せられています。そこには白く大きなバラ、黄色や青の可憐な小花、彼女の頬やくちびると呼応する可憐なローズピンクの花々に彩られ、手前にはオランダらしいチューリップが重く垂れ下がっています。
彼女を飾るのは植物だけではありません。繊細な刺繍を施された衣裳とそれを飾る、これまた彼女の内面を表現しているような柔らかく光を反射する真珠。
彼女はレンブラントの妻、サスキアです。
妊娠で大きくなったお腹を愛おしそうに撫でているような仕草ですが、このころはまだ妊娠はしておらず、レンブラントの想像の中の姿です。
平日でも朝11時頃だとすでにこの作品の前には人だかりができているので、ゆっくりと鑑賞したい際は美術館の10時の開館時間に合わせて行くことと、ホームページで事前に時間制の入場券を購入しておくことを強くおすすめします。
平日でも朝11時頃だとすでにこの作品の前には人だかりができているので、ゆっくりと鑑賞したい際は美術館の10時の開館時間に合わせて行くことと、ホームページで事前に時間制の入場券を購入しておくことを強くおすすめします。
2017.10.07-2018.05.27
Hermitage Amsterdam
Amstel 51
1018 EJ Amsterdam
https://hermitage.nl/en/
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