ハーグ美術館で開催されている「Fashion in Colour」は色のもつパワーや象徴性をファッションを通じて紹介する展覧会です。
18世紀から現代までのファッションが色ごとにひとつの舞台上に展示されています。
赤の舞台の中央には、日本のファッション・デザイナー川久保玲がデザインするコム・デ・ギャルソンのドレスがありました。パワフルな造形が、センターを飾るのにふさわしい!
明るい黄色のサニーイエローは、19世紀フランスで注意喚起するために「危険な本」のカバーに使われていたり、路上の売春婦が暗い路地でも見つけやすいように身につけていました。
それが変化したのが20世紀の始めでした。サニーイエローがスカイブルーとの組み合わされ、希望の色として使用されました。1969年に人類初めての月面着陸を果たすと、宇宙や未来をイメージする色として使用されるようになりました。
中世以降、緑は魔女、愚か者、妬み、病気と結びついていました。緑は作るのが難しく、すぐに退色してしまうので、気まぐれ、毒および悪と関連付けられました。欧米では毒は緑色で表現されます。(ちなみに日本で毒を連想する色は紫)
2020.09.26-2021.02.28
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