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ミケランジェロが設計した新聖具室とメディチ家のために作った霊廟を目的にメディチ家礼拝堂に訪れました。
ただ、上の新聖具室に前に入った君主の礼拝堂の荘厳さに度肝を抜かれました。
廊下を抜けるとこの景色が拡がって、心を奪われました。
君主の礼拝堂は、ドーム状の屋根をもつ59メートルの建物で、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に次いで、フィレンツェで2番目に高い教会だそうです。
その床と壁はフィレンツェモザイクので装飾されています。
しかも、モザイクが色大理石の「板」という、とても豪華な作りです。
豪華なんですが、とても居心地のよい空間だったので、しばらく椅子に座ってくつろいでしまいました。
見上げると、旧約聖書の物語が描かれた八角形の天井画があります。
君主の礼拝堂から廊下を抜けると新聖具室に着きます。
正方形の部屋の東と西の向かい合う壁に、ミケランジェロはふたつの霊廟を作りました。
ジュリアーノ・デ・メディチの霊廟には、鎧姿のジュリアーノとその前に《夜》と《昼》が横たわり、
その向かい合う壁にロレンツォ・デ・メディチの像と、その下には《黄昏》と《曙》を配しています。
とても小さな空間で彫刻の全体を捉えようとすると反対の壁に背が当たりそうになります。
霊廟にある、ほかの彫刻が有名すぎて見過ごされがちですが、この中央の聖母子像もミケランジェロの作品です。
Cappelle Medicee
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