裏拳でつっこむ「なんでやねん」のスタイルは、1926年のオランダで生まれた…
と、いうのはもちろんウソで(笑)、
上の像はヨーゼフ・メンデス・ダ・コスタ(Joseph Mendes da Costa)が、アムステルダムに1926年に完成した貿易会社の建物De Bazelのために制作した彫刻です。
中央で大きなハンマーを地面に突き立てて柄の部分に両手を重ねて仁王立ちしている人物は公証人で、両側の二人は契約の締結が終わってお互いの手をパンと叩いているところです。
このお互いの手を叩く仕草は契約締結するときによくするようで、他の彫刻でも見ることができます。
上の写真はアルクマールにあるジョン・ビアー(John Bier)の彫刻で、同じ仕草をしています。
ここでは二人の足元に積まれた丸いチーズの値段交渉が終わってパン!と手を叩きあっているところです。
以上のことが分かってから改めて契約締結の場面だと思って見ても、「なんでやねん」と裏拳で突っ込んでいるように見えます(笑)
像は下の赤いピンの場所にあります。アムステルダム市立公文書館Gemeentearchiefの建物です。
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