パンもケーキもクッキーも、ぜ~んぶ編み物 ケイト・ジェンキンスのカフェ~Kate Jenkins. Café Kate @ Museum Rijswijk

2023年12月11日月曜日

お菓子 カフェ 展覧会

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今年のオランダの冬も寒いし雨が多くて厳しそうです。気分だけでもなにか温かい気分になるものはないかと考えていた時に、昨年(2022年)に訪れた展覧会を思い出しました。

Museum Rijswijkで開かれたケイト・ジェンキンス(Kate Jenkins)の展覧会です。



ケイト・ジェンキンスはかぎ針編み、編み物、刺繍で遊び心のあるポップな作品を作ります。彼女のユーモアのセンスにあふれた料理をテーマにした作品が知られています。



色とりどりの毛糸で、たっぷり入ったケーキからパン、アイスクリームまで、あらゆるものを編みます。

展示室全体がが懐かしく温か味のあるカフェのよう。



これらのパンもすべて毛糸で編んで作られたものです。懐かしい絵本に出てきたような、または夢の中で見たパン屋のような少しメルヘンチックな雰囲気があります。

ここから下は、彼女のユーモアセンスが光る「オランダの食べ物」シリーズ。



やたらとセクシーなアップルタールト(アップルパイ)。



ハーリング(にしんの塩漬け)。鱗のキラキラ、きれいですよね!刺繍でつけてるのかな?




オランダの伝統料理スタンポット(じゃがいもと野菜をつぶしたもの)とソーセージ。

スタンポットに添えられたソーセージがダックスフントになってる。



そして、愛嬌のあるストロープワッフル(薄いワッフルの間にキャラメルが挟んであります)。

ストロープワッフルはそのまま食べても十分おいしいのですが、あたたかい飲み物の上に置いて中のキャラメルを柔らかくして食べるともっと幸せになります。

日本でも名前を変えて売っているようですね。日本に一時帰国したときに、スターバックスやセブンイレブンで「キャラメルワッフル」や「オランダワッフル」として売られていて、ついにオランダのストロープワッフルが日本人に見つかってしまったか…と思いました。



最後にここは塗り絵ができる机。飲み物は飲めないけれど、カフェでくつろいでいるような気持ちになりました。

ところで、オランダの美術館では、美術館が提供する塗り絵には色鉛筆よりもペンが用意されていることが多い気がします。鉛筆を削る手間が省けるからかなと予想しています。



Kate Jenkins. Café Kate
2022.11.27-2023.03.12

Herenstraat 67
2282 BR Rijswijk




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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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