前日にデューラーの《野兎》を見るためにアルベルティーナ美術館に訪れたものの、偶然行われていたプレス発表会のために展示室が閉鎖されており、お目当ての《野兎》を見れないまま、涙をのんで美術館をあとにしました。
あまりにも悔しかったので!翌日にもういちどアルベルティーナ美術館に行きました!
美術館に着いたら、一目散に《野兎》のある展示室へ向かいました。
Albrecht Durer, Hare, 1502, Watercolour, body colour, Facsimile, Albertina |
前日に見られなかったデューラーの《野兎》。
ふさふさ、ふわふわ、もふもふ。そろえた前足がかわいい。今にも鼻をひくひく動かしそう。
胸元からおなかにかけての白い毛は長く柔らかく、耳の毛は短く硬い感じ。一本一本毛が描かれていて、よく見ると下睫毛や鼻の頭の毛まで表情豊かに描かれています。
この作品はファクシミリ版(超高精細の複製画)なので、いわゆる「本物」ではないのですが、デューラーの凄味を感じました。
《野兎》が展示されていたのは上の部屋です。邸宅の入口からまっすぐ進んで一番奥の行き止まりの部屋です。
アルベルティーナ美術館のウェブサイトでは青い壁紙の部屋に展示されている写真が掲載されていますが移動したようですね。
同じ部屋には《野兎》以外にデューラーの作品2点が展示されていました。
Abrecht Durer, Wing of a Blue Roller, 1512, Wateercolour, body colour, Facsimile, Albertina |
Albrecht Durer, Dead Blue Roller, um 1500, Watercolour and body colour, Facsimile, Albertina |
《野兎》を見るために急ぎ足で駆け抜けた部屋は、帰り道にゆっくり見ました。
前の日の夜に新しい展覧会のためのプレス発表が行われていたのは、この部屋でした。
黄色いお部屋。
デューラーの《野兎》はとても人気で美術館でも見かけました。
ソーセージやホットドッグがテイクアウトできるお店で、その屋根の上にドンと野兎が座っています。
写真を撮り忘れたけれど、ウィーンの街を歩いているときにピンクのバージョンもありました。
Albertinapl. 1
1010 Wien
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