完璧な左右対称が美しいのオランダのヘット・ロー宮殿は1684年から1686年にかけて、国王ヴィレム3世とその配偶者メアリー王女のために建てられました。
1984年以来、宮殿は博物館として一般に公開されていて、オリジナルの家具や美術品、オランダ王家のオレンジナッソー家所縁の絵画などが展示されています。
建物と中庭の改修および増築のために一時期閉館していましたが、2023年4月にふたたび一般公開されています。
2人が描かれた絵の下にはオレンジの木(造花)が置かれています。
ヴィレム三世はオラニエ家に生まれたのですが、この「オラニエ」が英語の「オレンジ」なのでそれにちなんで置かれています。
長い廊下の両側の壁には絵画作品が所狭しと飾られ、中央には豪華なシャンデリアが下がっています。
居室もそのままに保存されていて、上はメアリー王女の寝室です。
大理石がふんだんに使われていたり、ベッドの天蓋の布やヘッドボードには贅沢な布がたっぷり使用されています。
赤色がテーマカラーの寝室。
中央の階段に続く大広間。
中央階段。
この周りの絵画が板ではなく、巨大なキャンバスに描かれていて驚きました。
電灯やストーブなど、19世紀から20世紀にかけての生活様式が残されています。
王家のどなたかが狩猟が趣味だったようで、いたるところに剥製がありました。
口を大きく開けたワニとゾウの足。
ヘット・ロー宮殿のお庭はこちらから↓
0 件のコメント:
コメントを投稿