ライデンはテオ・ファン・ドゥーズブルグとモンドリアンが、100年前の1917年に雑誌『デ・スタイル』を創刊した地です。雑誌の名前であった「デ・スタイル」は彼らを総称する名前となっています。
モンドリアンに代表される芸術運動デ・スタイルの精神は現代でも光を放っています。色彩を絞った、幾何学的で抽象的な表現方法などです。
ドゥーズブルグはデ・スタイルの芸術様式を雑誌に書き記し、賛同した芸術家たちがその作品写真を寄せました。
20世紀初頭にドゥーズブルグが採った雑誌という媒体で培った芸術家たちのネットワークは、現在ではインターネットなどの通信技術によって、より広範にわたっています。
雑誌だけでなく、さまざまな媒体を通してデ・スタイルの精神を受け継ぎ、自らの解釈を通して作品に表現した20人の現代アーティストの作品がラーケンハル市立美術館の協力により、ライデンで野外美術展として8月27日まで公開されていました。
参加したアーティストの国籍もオランダのみならず、ドイツやイギリス、アメリカ、オーストラリアなどを含み、デ・スタイルの芸術運動が地球規模に広がっていたことがうかがえます。
Openlucht Museum De Lakenhal
100 jaar na de stiijl
2017.06.02-2017.08.27
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