ミニマルで洗練された都会的な作風のアーティスト、エドヴァルド・クラシンスキ。爽やかな青い線が彼の作品を特徴づけています。まとまった彼の作品を初めて見る機会に恵まれて、本当に良かったと思います。コンセプトアートとして展覧会での自分の作品の見せ方の研究はとても興味深かったです。
1954年にワルシャワに居を移してイラストレーターとして働き、そこでダダやシュルレアリスム、のちのポーランドの構成主義の影響により自らの芸術を発展させました1960年代終わりから、クラシンスキーの展覧会はポーランド中だけでなく、国際的な広がりをみせました。
1970年代初め、クラシスンスキーは青のテープを使って作品同士をつなげて空間を支配しました。シンプルな直線でシンプルな図像を三次元で表現したものに、青の線を加えることで三次元性をより強調しています。
驚くべきことにこのテープは130㎝の高さに設定されていて、すべての作品をつなぐことができます。このテープはスコッチテープの19ミリのもので、これ以降かれのトレードマークとなりました。
2017.06.24-2017.10.15
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