高さ130㎝を駆け抜ける青い線~EDWARD KRASIŃSKI @ Stedelijkmuseum in Amsterdam

2017年9月14日木曜日

アムステルダム アムステルダム市立美術館 展覧会

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ミニマルで洗練された都会的な作風のアーティスト、エドヴァルド・クラシンスキ。爽やかな青い線が彼の作品を特徴づけています。まとまった彼の作品を初めて見る機会に恵まれて、本当に良かったと思います。コンセプトアートとして展覧会での自分の作品の見せ方の研究はとても興味深かったです。



エドワード・クラシンスキ―は1925年に現在のウクライナに生まれ、1940年代にポーランドのクラクフにあるdesign at the arts and crafts schoolとpainting at the academy of fine artsで学びました。



1954年にワルシャワに居を移してイラストレーターとして働き、そこでダダやシュルレアリスム、のちのポーランドの構成主義の影響により自らの芸術を発展させました1960年代終わりから、クラシンスキーの展覧会はポーランド中だけでなく、国際的な広がりをみせました。



1970年代初め、クラシスンスキーは青のテープを使って作品同士をつなげて空間を支配しました。シンプルな直線でシンプルな図像を三次元で表現したものに、青の線を加えることで三次元性をより強調しています。

驚くべきことにこのテープは130㎝の高さに設定されていて、すべての作品をつなぐことができます。このテープはスコッチテープの19ミリのもので、これ以降かれのトレードマークとなりました。





EDWARD KRASIŃSKI
2017.06.24-2017.10.15

アムステルダム市立美術館 Stedelijk Museum
1071 DJ Amsterdam
The Netherlands
http://www.stedelijk.nl/en
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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