シーボルトハウスで美人画を見る~The Riddles of Ukiyo-e @Sieboldhuis in Leiden

2023年4月24日月曜日

シーボルトハウス ライデン 展覧会 版画

t f B! P L
ふだん、ヨーロッパ美術に触れていると日本美術に出合うとホッとします。とくにやわらかい色彩で描かれた浮世絵の美人画を見ると落ち着きます。


Kitagawa Utamaro, Okita, c. 1792-1973, Scholten Collectie

歌麿のお気に入りのモデル難波屋おきた。

うなじの生え際などの髪の表現が繊細ですてき。


Utagawa Toyokuni, Snow, c.1808-1810, Collectie Paul Belien

雪の降る中を歩く美人ですが、着物の裾からのぞく足元をみると裸足!

冬でも素足で過ごすのが粋だと言われていたそうですが、それでも寒そうです。いつの時代もおしゃれは我慢ですね。


Suzuki Harunobu, Girl Performing the O-hyakudo Ritual, Scholten Collectie

お百度参りをしている女性。



帯をよく見ると漢数字が書かれています。西洋美術でもありますが、数字が書かれているのは長い時間の流れを表していて、彼女がこの寺社仏閣に真剣に通っているのことがわかります。


The Riddles of Ukiyo-e. Women and Men in Japanese prints. 1765-1865
2023.01.27-04.23

Sieboldhuis
Rapenburg 19
2311 GE Leiden
http://www.sieboldhuis.org/ja/


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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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