オランダの春を告げる花と言えばクロッカス・ヒヤシンス・チューリップが有名ですが、こちらに住んでいるともう一つ暖かい春をお祝いするかのように咲き誇る花があります。マロニエの花です。
セイヨウトチノキとも呼ばれるマロニエは、デン・ハーグでは街路樹として至る所で見かけます。
私はよく、この木の姿で季節の変化を感じます。冬を越した枝に小さな芽がぽつぽつと芽吹き、日が長くなるにつれて一気に大きな葉を茂らせ、暖かくなると白や赤色の花を一斉に咲かせます。夏には豊かな葉っぱが気持ちのよい木陰を提供してくれます。秋になると葉が茶や黄色に色付いて、木枯らしが吹くころに落葉します。
上の写真は国王の執務室の向かいにあるマロニエの木です。4月が終わろうとしているのに最高気温が一桁を記録する今年は、ちょっと花をつけるのが遅いです。
地面に落ちていたお花です。小さな花が集まって円錐形を形成します。
今週はまだ寒い日が続くので、花が咲くのは来週までお預けかもしれません。
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