フローニンゲン美術館の常設は、残念ながら行ったときは展示替えだったようで公開されている部屋があまりありませんでした。
プルーストの肘掛け椅子、1978 |
美術館を象徴するような椅子。フランスの点描派のようだな~と思ったら、ポール・シニャックの作品に想を得て制作したものだそうです。
この椅子を制作したのは、フローニンゲン美術館の建築にかかわった建築家のひとりアレッサンドロ・メンディーニです。彼は美術館建築にかかわった際に美術史を研究し、文筆家マルセル・プルーストを中心に据え、プルーストが所蔵していた作品を徹底的に研究したそうです。そのなかにシニャックの作品があり、その点描を作品と美術館建築に採用したそうです。
18世紀のクラシックな椅子に、カラフルなドットの模様。クラシカルなのにポップな椅子に仕上がっています。
フローニンゲンを代表する銀製品。
Job Loungeと名付けられた部屋。19世紀のクラブ・ラウンジにインスピレーションを受けて作られたもので、クラシックで端正な部屋の造りとインテリアになっています。
ですが、ある部分に気付くとこのクラシックなイメージが一転します。
おっぱいを模った照明…。これに気付くともうこの部屋が面白くて仕方なくなります。
詳しく部屋を見てみると、窓にかかったカーテンは手書きだし、クラシックな椅子と机はプラスチック、真ん中にある柱は水道管。こんなところでは真面目な仕事はできなさそうです(笑)
Museumeiland 1
9711 ME Groningen
The Netherlands
http://www.groningermuseum.nl/en
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