【ゴッホ】ブライトナーとゴッホの茶色い絵

2017年5月11日木曜日

ゴッホ ボイマンス・ファン・ベーニンヘン美術館 ロッテルダム 展覧会

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ボイマンス・ファン・ベーニンヘン美術館で、ちょっと珍しい画家の組み合わせの展示がありました。

ジョージ・ヘンドリック・ブライトナーとヴィンセント・ファン・ゴッホです。

George Hendrik Breitner, Preparations for the Building of Maison de la Bourse in Amsterdam, 1903


1885年頃、オランダ美術の中心地がデン・ハーグからアムステルダムへと移りました。それにあわせて、豊かな自然を描いた美しい風景画は都市の風景画へと取って変わられました。

George Hendrik Breitner, Timber-rafts in the Snow near Zandhoek, 1903

この運動を牽引したのがブライトナーで、彼はデン・ハーグで画家としての歩みを始めました。また、デン・ハーグはゴッホが画商として働いた土地でもあり、画家としてのキャリアを歩み始めた土地でもあります。

Vincent van Gogh, A Weaver's Cottage, 1884


ブライトナーとゴッホはデン・ハーグで出会いましたが、お互いにそれほど印象に残っていなかったようです。

Vincent van Gogh, Poplars near Neunen, 1885


ブライトナーは都市の景観やそこで生きる都会的な人々を描き、一方ゴッホは農民など田舎に生きる人々を描きました。二人は対照的な人たちを描きましたが、雨が降った後の土の匂いを感じさせるような画面は共通しています。

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・ブライトナーが描いた≪着物を着た少女≫、全13点を集めた展覧会→こちら



Museum Boijmans Van Beuningen
Museumpark 18-20
3015 CX Rotterdam
the Netherlands
http://www.boijmans.nl/en/#kPTbKcppV74PH1UJ.97
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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