マウリッツハイス美術館では、調査研究を兼ねた修復作業を「ヴェールを脱いだファン・デル・ウェイデン」展の展示室内で行っています。
ガラスの仕切りのない、オープンな空間で行っています。
作品表面のワニスを取っているところ。拡大鏡を付けて、コットンを巻き付けた棒に薬品を湿らせて慎重に取り除いています。
黄化したワニスを取りのぞいたことで、本来の色彩が露わになってます。ここから、補彩などの修復処置が行われた後、再度画面を保護するためのワニスがかけられます。
修復家の作業時間は決まっています。修復作業を行っていないときはこんな感じ。
これまでの調査で判明していることや、作品の背景などが説明するコーナーもあります。資料写真をふんだんに用いているので理解しやすく、作品について美術史的にも修復史的にも深く理解できた気がします。
Rogier van der Weyden Unveiled
2018.06.14-2018.09.09
Mauritshuis Museum
Plein 29
2511 CS Den Haag
https://www.mauritshuis.nl/en/
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