頭のなかがカオスになったアーティスト・グループ「Gelatin」の展覧会。
アーティスたちの見解を聞いても「壮大な悪ふざけを正当化するために作った屁理屈?」という気持ちが消えません。
しかし、彼らの提起した問題について、今でもモヤモヤと考え続けています。
常識やこれまでの美学では捉えきれないユニークで、理解の範疇を超えた作品を生み出してきたGelatinの術中にはまってしまったようです。
【以下、過激なイメージがあるので苦手な方は閉じてください】
展示室に入るとセレクトショップのような一角が広がっています。壁にはXS~XLまでの洋服がかかっていて、だれでも着ることができます。
この全身タイツのようなものは、さまざまな人種の肌色をしています。そして、それぞれ強調された男性器と女性器がついています。
アーティストは、このスーツを着れば、人種もジェンダーも飛び越えることができると言っています。
下のYoutubeを見てもらえれば分かるのですが、希望者はこれを着用して展示室を回れます。私が訪れた時も、たくさんの人が好みのスーツを着て、いろいろ揺らしながら(笑)、楽しそうに歩いたり走ったりしていました。
そして、メインの展示室には超巨大なウ〇チが鎮座しています。畏怖の念を感じるぐらい巨大です。
ウ〇チは赤ちゃんから親への初めての贈り物であり、全人類が等しく生み出すオブジェなんだそうです。
ああ、ほんとに怒りを覚えるくらいに消化不良の展覧会です!(たぶん、いい意味で)
Gelatin
2018.05.19-2018.08.12
Museum Boijmans van Beuningen
Museumpark 18-20
3015 CX Rotterdam
the Netherlands
https://www.boijmans.nl/en
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