巨大なウ〇チのオブジェ、悪ふざけに見えるけど人種問題等に切り込んだ作品らしい~ Gelatin @Museum Boijmans van Beuningen in Rotterdam

2018年7月6日金曜日

ボイマンス・ファン・ベーニンヘン美術館 ロッテルダム 展覧会

t f B! P L
頭のなかがカオスになったアーティスト・グループ「Gelatin」の展覧会。

アーティスたちの見解を聞いても「壮大な悪ふざけを正当化するために作った屁理屈?」という気持ちが消えません。

しかし、彼らの提起した問題について、今でもモヤモヤと考え続けています。

常識やこれまでの美学では捉えきれないユニークで、理解の範疇を超えた作品を生み出してきたGelatinの術中にはまってしまったようです。

【以下、過激なイメージがあるので苦手な方は閉じてください】













展示室に入るとセレクトショップのような一角が広がっています。壁にはXS~XLまでの洋服がかかっていて、だれでも着ることができます。

この全身タイツのようなものは、さまざまな人種の肌色をしています。そして、それぞれ強調された男性器と女性器がついています。

アーティストは、このスーツを着れば、人種もジェンダーも飛び越えることができると言っています。

下のYoutubeを見てもらえれば分かるのですが、希望者はこれを着用して展示室を回れます。私が訪れた時も、たくさんの人が好みのスーツを着て、いろいろ揺らしながら(笑)、楽しそうに歩いたり走ったりしていました。

そして、メインの展示室には超巨大なウ〇チが鎮座しています。畏怖の念を感じるぐらい巨大です。

ウ〇チは赤ちゃんから親への初めての贈り物であり、全人類が等しく生み出すオブジェなんだそうです。


ああ、ほんとに怒りを覚えるくらいに消化不良の展覧会です!(たぶん、いい意味で)



Gelatin
2018.05.19-2018.08.12

Museum Boijmans van Beuningen
Museumpark 18-20
3015 CX Rotterdam
the Netherlands
https://www.boijmans.nl/en


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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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