17世紀オランダにはデルフト焼でできたチューリップ専用の花瓶がありました~Kunstmuseum, Den Haag

2020年4月6日月曜日

デン・ハーグ ハーグ美術館

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ハーグにあるハーグ美術館(旧デン・ハーグ市立美術館)は、世界最大規模の素晴らしいデルフト焼コレクションを有しています。

デルフト焼は17世紀オランダ黄金時代のオランダの繁栄の象徴であるだけでなく、現代でも人々にインスピレーションを与える存在でもあります。


上の写真にある、五重塔のような構造をした焼き物は、すべてチューリップを活けるための花瓶です。

写真一番奥のものが17世紀に作られたもので、それ以外の手前の作品は現代作家のデザインによるものです。


展示台の鏡に映る展示室の様子がとてもステキだし、作品の裏側も見れて一石二鳥。


デルフト焼は日本や中国の焼き物を真似て発展した側面があるのですが、当時の職人たちの頑張りが見られるのがこちらの展示。

光の反射で見えにくくて申し訳ないのですが、下が日本の焼き物で上がオランダの職人が描いたデルフト焼物です。慣れない図像を一生懸命描いたことがうかがえるためらいがちな輪郭線がいじらしいです。



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Kunstmuseum, Den Haag
Stadhouderslaan 41
2517HV, Den Haag
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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