アムステルダム国立美術館のアジア館に能面が展示されていました。
*光量が少なかったので、写真がぼやけてます。
でも、そこには見慣れない西洋風の能面がありました。能面氏、山口毘堂さんの作品です。
No Mask for the Role of Yase Onna, c.1600-1652 |
能面には型があって、何世紀にもわたって、古い面を映して打つそうです。
上の痩せ女の面は17世紀のもので、典型に則って作られているので一目で「痩せ女」と分かります。
一方、毘堂さんは絵画の中の顔を題材にして、まったく違った能面を作り出しています。
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Bidou Yamaguchi, No Mask of Oopjen, 2019 |
この顔は誰かと思ったら、レンブラントの《オープェン・コーピット》でした。
Rembrandt van Rijn, Portrait of Oopjen Coppit, 1634, Collection Rijksmuseum/Collection Musee du Louvre |
顔だけ切り出すと、聡明さがより一層増します。
Bidou Yamaguchi, No Mask of Maria Theresia, 2013 |
こちらはベラスケスが描いたマリア・テレジア。ちょっと生意気でこまっしゃくれた感じがします。
アムステルダム国立美術館 Rijksmuseum
Museumstraat 1
The Netherlands
1071 XX Amsterdam
https://www.rijksmuseum.nl/en
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