閉館することになったアムステルダムのエルミタージュ美術館に対し、アムステルダム国立美術館は連帯の証としてフェルメールの《牛乳を注ぐ女》を4月1日から5月15日まで貸し出しています。
3月3日にアムステルダム・エルミタージュ美術館が発表してから、この展覧会が開幕するまでは1か月弱です!すごいスピードです。
エルミタージュ美術館にとって、これ以上ない応援だったと思います。
展示作品は1点ですが、きちんと会場が作られているし、解説や年表パネルまでしっかりありました。
アムステルダム国立美術館より人が少なくて明るい分、作品が見やすいかもしれない。
私はこの作品の最重要ポイントは「らせんを描いて落ちる牛乳」だと思っています。
静止しているように見える場面に動きを感じさせるポイントをほんの少しだけ潜ませているのがニクイ。
そのほかの部屋では、作品を見るポイントをわかりやすく解説したパネルやビデオ、
使用された顔料が展示されていたりとお勉強パートもあります。
フェルメールの《牛乳を注ぐ女》の展示は5月15日で終了します。
しかし、この展示はアムステルダム国立美術館のエルミタージュ美術館応援第1弾で、なんと!「第5弾」まで続きます。
第5弾の展覧会が終わるまでに、戦争が終結して通常のエルミタージュ美術館に戻ることを願ってやみません。
Hermitage Amsterdam
Amstel 51
1018 EJ Amsterdam
0 件のコメント:
コメントを投稿