【マラガ旅行_7】El Pimpiのオリーブ一粒から始まるマラガのおいしい夜

2026年3月27日金曜日

スペイン マラガ旅行2026 レストラン

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晩ごはんには、マラガを計画する中で何度もおすすめされていたEl Pimpiを選びました。急に思い立って訪れたため、予約なしで飛び込んだのですが、運に恵まれてほとんど待つことなく店内へ通されました。

El Pimpiには二つの入口があり、一つはピカソ美術館に近いグラナダ通り(C. Granada)、もう一つはフリデリア広場(Pl. de la Judería)に面しています。グラナダ通りの入り口から入るとバーの雰囲気ですが、食事の旨を伝えると店内を通り抜けて、広場側の入口の方へ案内してくれます。


フリデア広場(Pl. de la Judería)に面した入口

フリデア通りのほうの入口でしばらく待って案内されたのは、イベリコハムの原木が吊り下げられた一角でした。イベリコハムの原木が美しく吊り下げられた一角。注文が入るたびに、料理人が丁寧に削いでいく様子が見え、ナイフが肉に触れるたび、重厚で芳醇な香りがふわりと漂ってきました。




このレストランは18世紀の古い家屋を改装したもので、迷路のように部屋や中庭がつながり、それぞれが異なる趣を持っています。どこに案内されるかは、その日のお楽しみです。



バーエリア。左の壁には著名人の写真等が飾られている



一番有名なのが、ワイン樽が並んだ部屋。上の写真の奥に見える部屋です。(El Pimpiの公式サイトより)

席に着くなり、まずは突き出しのオリーブが運ばれてきました。一粒口に含んだ瞬間、「うわ、すっごいおいしい。」。適度な塩気、果肉の心地よい弾力、ほのかに香るハーブの余韻……。瓶詰めされたものじゃなくて、摘んでそのままキッチンで漬けられたみたいな野性味あふれるオリーブ。この小さなオリーブが、これから出てくる料理すべての予告編だったのかもしれません。




最初に頼んだのは、マラガ風サラダ(Ensalada malagueña)。じゃがいもとオレンジ、塩漬けの鱈が織りなす一皿です。私は普段、食事にフルーツが入っていると少し苦手意識があるのですが、これは違いました。オレンジの爽やかな酸味が全体を優しくまとめ、甘さと塩味が見事に調和しています。フォークを入れるたびに広がる柑橘のさわやかな香りが広がりました。


Ensalada malagueña

続いて登場したピンピ風ランゴスティーノ(Langostinos al Pimpi)は、にんにくと唐辛子の効いたオリーブオイルがたっぷり絡んだプリプリの海老。頬張ったあと、残ったオイルにパンを何度も浸しては、最後の一滴まで味わいました。温かな油がパンに染み込み、手のひらまで幸せを伝えてくるようで、おかわりを真剣に迷ったほどです。


Langostinos al Pimpi

メインの牛テールの煮込み(Rabo de toro desmigado)は、牛の尾肉がほろほろと崩れるほど煮込まれ、かかっている赤ワインのソースは時間と手間が溶け込んだような濃厚さ。テールの豊かな脂が加わることで力強さが生まれています。お肉の下にはマッシュポテトが敷かれていて、ボリュームもたっぷりです。


Rabo de toro desmigado

締めくくりはカフェ・コン・レチェ(ラテ、Café con leche)。El Pimpiオリジナルのカップには、白い水玉の中にハートが隠れていてとてもかわいい。




吊るされたハム、署名だらけの古い酒樽、笑い声とグラスの触れ合う音……そしておいしい料理の匂い。温かく豊かな一夜となりました。



▼El Pimpi公式サイト

▶グラナダで食べたおいしいもの

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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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