ここには19世紀オランダのハーグ派の中心人物であるメスダッハの代表作《1880年のスヘーフェニンヘン》があります。
メスダッハが画家仲間と共に4ヶ月という短期間で完成させた、高さ14メートル、長さ120メートルの巨大な作品です。
自然採光なので太陽や雲の動きによって作品と手前に作られた砂丘に陰が落ちます。
網を繕っています。こういう作業はこの場所に通い詰めないと捉えられない姿ですね。
この《1880年のスヘーフェニンヘン》は海の方が注目されがちですが、反対側に描かれた市街地も当時の営みが見えてとても興味深いです。
レンガ造りの家が立ち並んでいます。家の煙突からは白い煙が上がっているので、食事の用意をしているのでしょうか。
左側には運河が流れていて、奥には教会があります。
家事をする女性たちです。手前で洗濯物を干している女性はフェルメールの《牛乳を注ぐ女》と似ている気がします。
ということは、約2世紀の間、市民が着る洋服のデザインはほとんど変わっていないということでしょうか…。
綱引きでもしているのかと思ったら、こちらも網の手入れでした。
こちらの騎馬隊はジョージ・ヘンドリック・ブライトナーが描いたものです。
この巨大な作品はブライトナーや、メスダッハの妻シーンチェも参加しています。
パノラマ画にいくまでには、メスダッハが得意とした海洋画が展示されています。
Panorama Mesdag
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