公私ともに仲の良い、ルーベンスとヤン・ブリューゲル(父)

2017年11月20日月曜日

コートールド・ギャラリー デン・ハーグ マウリッツハイス美術館 ロンドン 展覧会

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マウリッツハイス美術館の人気作品のひとつ《エデンの園》。

花が咲き乱れ、果物が鈴なりになっている美しいエデンの園で憩い戯れる動物たちと、蛇に唆されて禁断の果実であるりんごを食べようとしているアダムとイブが描かれています。

Jan Brueghel the Elder, Peter Paul Rubens,
The Garden of Eden with the Fall of Man,
c. 1615

この作品は、キャプションを見てもらってもわかるのですが、実は二人の画家によって描かれています。17世紀のフランドルを代表する画家ルーベンスと、動植物を描かせたら右に出るものがいないといわれていたヤン・ブリューゲル(父)です。
ます。

ルーベンスはアダムとイブと馬を描き、ヤン・ブリューゲル(父)はその周りの動物や植物を描きました。この二人は自分の得意分野を生かして一つの作品を作り上げています。二人で描いた作品はこれだけではなく、世界中の美術館で見ることができます。

二人は仕事上のパートナーとしてだけでなく、プライベートでも仲が良かったようです。

Peter Paul Rubens, The Family of Jan Brueghel the elder, c.1613-1615

ロンドンのコートールド・ギャラリーには、ルーベンスがヤン・ブリューゲル(父)家族を描いた作品が飾られています。

ここでのヤン・ブリューゲル(父)は画家であることを示す絵筆やパレットを一切持たず、裕福な家族の父親として描かれています。



Mauritshuis Museum
Plein 29
2511 CS Den Haag
https://www.mauritshuis.nl/en/

The Courtauld Institute of Art
Somerset House
Strand
London WC2R 0RN
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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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