広大なロンドンのナショナル・ギャラリーで聖書や神話の世界、王侯貴族を描いた作品を連続で見ていると、迫力に圧倒されてどうしても疲れてしまいます。そんな時、見慣れたオランダ絵画が現れるとほっとします。
Johannes Vermeer, A young Woman Standing at a Virginal, c.1670-1672 |
フェルメールの《ヴァージナルの前に立つ女》が展示された小部屋には、なじみ深いデルフトを描いた作品が複数枚展示されていて、デルフトに最近立ち寄っていないこともあり、故郷を思うような気持になりました。
Pieter de Hooch, The Courtyard of a House in Delft, 1658 |
ピーテル・デ・ホーホのデルフトの一角を描いた作品。描かれているのはHieronymusdale Cloisterの入り口です。
Carel Fabritius, A View of Delft, with Musical Instrument Seller's Stall, 1652 |
カレル・ファブリツィウス《楽器商のいるデルフトの眺望》。 超広角レンズで撮影したような歪みのある構図が特徴です。デルフトの象徴的な建物旧教会が、ギュギュっと圧縮されて画面に収まっています。
Gerrit Dou, A Poultere's Shop, ca.1670 |
銀のバケツに写り込みを見てください。感嘆のため息しか出ません。
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