王宮のある一室の天井にかわいらしいチューリップの紋章がありました。
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オランダらしいな~と近寄ってみると、下には「D:TULP」と書いてあります。
「アムステルダムの名士でTULPさん。まさにオランダって感じだな~」と思ったとたん、ハッとしました。
このチューリップの紋章は、レンブラントが描いた《テュルプ博士の解剖学講義》のテュルプ博士のものじゃないかって。
レンブラント《テゥルプ博士の解剖学講義》1632年、マウリッツハイス美術館 |
上の作品の右側にいる帽子をかぶった人物がテゥルプ博士です。
オーディオガイドを聞いていいると、やっぱりこの紋章はテゥルプ博士のものだそうです。
ここからは小話になるのですが、この博士、生まれたときの名前はTULP(テゥルプ)ではなく、Claes Pieterszoonという名前でした。
でも、彼がチューリップが好きなあまり「Nicolaes Tulp」に改名したんだそうです。
17世紀半ばのオランダはチューリップ・バブルに沸いていました。トルコからもたされたチューリップの形が聖杯に似ているということでもてはやされ、人々は魅了されていました。
博士もそんなチューリップの魅力にはまってしまったんですね。
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