子どものころに、人形遊びに夢中になった女性は多いんじゃないでしょうか。
私のころはバービーやシルバニアファミリーが人気で、いろんなお洋服に着せ替えたり、小物を作ったりして、せっせとお世話をしたものです。
そんな人形遊びのなかで大切な舞台となったのがお家です。とくにシルバニアファミリーの家や家具の種類が豊富で、おもちゃ屋さんでそれらを選ぶのが至福の時でした。
18世紀の女性も、私が人形たちの家づくりに夢中になったのと同じようにドールハウスに情熱を注いでいました。
オランダには有名なドールハウスが二つあります。それらは一人の女性の持ち物でした。
彼女の名前はSara Rothé。アート・コレクターとしても名が知られています。
彼女は1743年に二つのドールハウスを購入し、それらを二つのドールハウスに作り変えました。その一つはデン・ハーグの市立美術館が所蔵し、もうひとつがここ、ハーレムのフランス・ハルス美術館にあります。
ドールハウスは子どもの遊び用ではなく、大人の鑑賞に堪えうる作り込まれたものですが、とくにこのサラが所有していたドールハウスは小さな美術館のような様相をしています。
室内のものはほとんどすべてが10分の一に縮小され、小さな部屋を飾っています。その数何と 997点!
一番上の洗濯室には、日本のもとの思われる屏風が置かれています。
ドールハウスの手前の壁は開閉できるようになっています。窓が開けられ、玄関も用意されています。
このドールハウスにかけられた金額で、アムステルダムの高級住宅が一件購入できたといわれるのもうなずける豪華さです。
Frans Hals Museum
Groot Heiligland 62
2011 ES Haarlem
http://www.franshalsmuseum.nl/en/
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室内のものはほとんどすべてが10分の一に縮小され、小さな部屋を飾っています。その数何と 997点!
一番上の洗濯室には、日本のもとの思われる屏風が置かれています。
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このドールハウスにかけられた金額で、アムステルダムの高級住宅が一件購入できたといわれるのもうなずける豪華さです。
Frans Hals Museum
Groot Heiligland 62
2011 ES Haarlem
http://www.franshalsmuseum.nl/en/
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