「イタリア旅行2021」前の記事
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ミケランジェロの作品に先立って制作されたダビデ像が2点収蔵されています。
まず、1点目がドナテッロの作品。
まだ幼さの残る少年のダビデです。
しなやかな筋肉の上を脂肪がうっすらと覆っていてやわらかさを感じます。
さすがにこの少年ではゴリアテ(左足で踏みつけられている)を倒せないんじゃないかと思いますが、これで倒せてしまったら神の加護を信じてしまいますね。
そして、2点目がヴェロッキオの作品。
鍛え上げられた少年兵のようなダビデです。身体は細いですが、絞った体に強靭な筋肉が感じられます。戦える準備が整えてきたようです。
ほかの美術館・博物館でもジャンボローニャを見つけては、「やっぱいいわー」と長い間眺めていました。
そして、2点目がヴェロッキオの作品。
ヴェロッキオはレオナルド・ダ・ヴィンチの先生であり、レオナルドをモデルにこのダビデ像を制作したという説があるらしいです。
鍛え上げられた少年兵のようなダビデです。身体は細いですが、絞った体に強靭な筋肉が感じられます。戦える準備が整えてきたようです。
すっかり決着がついた後なので、すこしリラックスした雰囲気も伝わってきます。
一方、まだ見ぬミケランジェロのダビデ像はゴリアテとの戦闘の前の姿なので、この二作品とどのような違いがあるのか楽しみです。
バルジェロ美術館には、ドナテッロやヴェロッキオ以外にもたくさんの彫刻作品が展示されています。
そして、この美術館で好きな彫刻家ができました!ジャンボローニャです。
この重量を感じる肉感がすばらしい!
重力を感じます。
ミケランジェロの《ダビデ像》を含め、どんな大きく重量のある彫刻でもどこか天から吊り下げられているような、地に足がついていないような軽さがあるのですが、この女性はどっしりとした重さがしっかりと下に向かっています。
ほかの美術館・博物館でもジャンボローニャを見つけては、「やっぱいいわー」と長い間眺めていました。
バルジェロ美術館
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「イタリア旅行2021」つづき
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