いま、私がもっとも大規模な個展を待ち望んでいるアーティストがグレイソン・ペリーです。
グレイソン・ペリー CBE RA (英: Grayson Perry, 1960年3月24日 - )は、イングランドの現代美術家、作家、キャスター。花瓶やタペストリーの制作、現代アート界への鋭い見解で知られている[1]。また異性装者であり、英国における「偏見やファッション、弱点("prejudices, fashions and foibles")」について分析している[2]。by wikipedia
しかし、注意深く見ていくと暴力、偏見、性的抑圧などをユーモアやファンタジーを交えて表現していることがわかります。
社会的マイノリティーの人々が自分たちが傷つかないように、ファンタジーをまぶして偽装しているかのようです。
伝統的な画題を扱っているようで実は現代的な問題を表出しているものであったり、
装飾的な壺に書かれたメッセージを読むと皮肉や毒が交じっている。
オランダではいま、デン・ハーグのkunstmuseumとマーストリヒトのbonnefanten museumの2か所でペリーの展覧会が開催されているが、残念ながらどちらも1室だけです。
彼は生き様も含めて多面的な文脈で語られるべき人物だと考えます。
どこかしかるべきところで、彼のアートの歴史を概観できる展覧会を開いてほしいと思います。
Grayson Perry
2021.12.17-2022.05.15
Stadhouderslaan 41
2517HV, Den Haag
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