マウリッツハイス美術館開館200周年展~In Full Bloom @ Mauritshuis Museum in Den Haag

2022年3月14日月曜日

デン・ハーグ マウリッツハイス美術館 植物 展覧会

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今年、マウリッツハイス美術館は開館200周年を迎えます。

それを記念して、17世紀の花の静物画をテーマにした展覧会「In Full Bloom」を開催しています。



美術館の正面玄関がたくさんの花で飾られています。



花壇に咲いている花は本物で、建物の柱を飾っているのは造花です。

この造花のレベルが上がっていて生花と一見分けがつかないものがあります。


上のニュースによると、3月末まで、名前に「花の名前」が入っている人の入館料は無料だそうです。日本語名でも無料になるかどうかは分からないので、該当する方は美術館に問い合わせてみてくださいね。



マウリッツハイス美術館のカフェでも「お花」推し。



お花の砂糖菓子がのっています。



マウリッツハイス美術館開館200周年記念展は規模は小さいけれど、フランドルの花卉画の流れがよくまとまっていました。



大きい流れを書くと

1.個々の花が植物図鑑のように詳細に描かれたブーケ
2.ブーケとしてのまとまりを重要視する
3.メメントモリなど、意味を持たせた作品の登場
4.より自然に、より豪奢な花卉画に

花の名前等の詳細な情報があまりないおかげで、展示に流れができていました。



世界一美しい花を描いた作品とも言われるボスハールトの作品です。

背景に窓があって風景が広がってるのは珍しく、自然の光で溌剌と輝くような色彩が美しいです。



小道具にが置くことで、メメントモリ(死を忘れること勿れ)の意味付けがされた作品。

人気の小道具はを人間の有限の時間を想起させる時計です。



ファン・アールストが描いた時計は、カバーがガラスで、歯車も多くて魅入ってしまいました。

描かれた時計を見比べると、歯車の機構も蓋を開ける小さな鍵もそれぞれ違っていて、作品の前をちょこちょこ移動しながら「おもしろい!」と静かに興奮してしまいました。




In Full Bloom
2022.02.10-2022.06.06

Mauritshuis Museum
Plein 29
2511 CS Den Haag








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ミイル。ブログ Miruu 管理人。オランダ芸術や街散策を中心に、美術だけでなく建築なども含めた芸術について広く紹介します。 Twitter: ミイル@miirublog

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