それを記念して、17世紀の花の静物画をテーマにした展覧会「In Full Bloom」を開催しています。
上のニュースによると、3月末まで、名前に「花の名前」が入っている人の入館料は無料だそうです。日本語名でも無料になるかどうかは分からないので、該当する方は美術館に問い合わせてみてくださいね。
お花の砂糖菓子がのっています。
マウリッツハイス美術館開館200周年記念展は規模は小さいけれど、フランドルの花卉画の流れがよくまとまっていました。
大きい流れを書くと
1.個々の花が植物図鑑のように詳細に描かれたブーケ
2.ブーケとしてのまとまりを重要視する
3.メメントモリなど、意味を持たせた作品の登場
4.より自然に、より豪奢な花卉画に
花の名前等の詳細な情報があまりないおかげで、展示に流れができていました。
世界一美しい花を描いた作品とも言われるボスハールトの作品です。
背景に窓があって風景が広がってるのは珍しく、自然の光で溌剌と輝くような色彩が美しいです。
小道具にが置くことで、メメントモリ(死を忘れること勿れ)の意味付けがされた作品。
人気の小道具はを人間の有限の時間を想起させる時計です。
描かれた時計を見比べると、歯車の機構も蓋を開ける小さな鍵もそれぞれ違っていて、作品の前をちょこちょこ移動しながら「おもしろい!」と静かに興奮してしまいました。
In Full Bloom
2022.02.10-2022.06.06
Mauritshuis Museum
Plein 29
2511 CS Den Haag
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