そんな個性的なアントワープのカフェの中で、一線を画すのがアントワープ聖母大聖堂内にあるカフェDe Plekです。金曜日から日曜日の数時間だけしか開店しないうえに、カフェに行くには小さな扉を抜けなければならないので知る人ぞ知るカフェとなっています。
アントワープ聖母大聖堂
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| クリスマスのライトアップがされたアントワープ聖母大聖堂 |
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| ルーベンス《キリストの磔刑》 |
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| ルーベンス《キリスト降架》 |
そんな大聖堂の奥深く、かつての礼拝堂が現代的な憩いの場に生まれ変わったのが、Café de Plekです。2018年にオープンしたこのカフェは、大聖堂を訪れた人がコーヒーやビール片手に語らう「場所(De Plek)」として親しまれています。
De Plekの誕生:礼拝堂がカフェに変身
Café de Plekは、大聖堂の後部の聖サクリスティ(聖具室)のすぐ後ろにある旧聖ヨハネ礼拝堂(Chapel of Saint John)を活用して作られました。 元々はミサ後の信徒たちの集まり場としてスタートしましたが、2018年に建築家Van Staeyen Intérieur Architectenの手によってリノベーションされ、ゴシック建築の荘厳さを残しつつ、現代的なミニマリズムを加えたデザインとなっています。中央に据えられたのは、ダグラスモミの木を使った立方体のバーカウンターです。コンパクトな構造で、側面には大聖堂の窓に合わせた、四つ葉のクローバー型、五角形、三角形というユニークな形状の窓が開いています。石造りの壁や窓のアーチを背景に、淡いブルーのアクセントが効いた空間は中世の静寂と現代の温もりを同時に感じられます。
カフェの名前はアントワープの詩人Herman De Coninckの詩「De Plek」から取られ、「ただの場所」以上の、日常の出会いを象徴しています。
大聖堂が生んだ至福のオリジナルビール
大聖堂はこのカフェのオープンを機に、修道院ビール風のオリジナルビールAuroraとMementoの二種類を誕生させました。ビール文化の強いベルギーらしいアプローチです。(私はアルコールに弱くて飲めないので、大聖堂のサイトからビールの写真と紹介文を翻訳して転載します)
Memento(Kathedraal Dark):ダークビール、深みのあるコク。こちらも7.77%で、ビールの本場ベルギーらしいクオリティ。
この二種類のビールは大聖堂のショップでも購入可能です。ビール好きな方なら試飲後に記念に買ったり、お土産としての購入するのもいいですね。
▼ビールグラスがセットになったものもあります。
香り高いコーヒーと特別な空間
私はアルコールが全く飲めないのでコーヒーをいただきました。コーヒー文化の発達したベルギーらしくエスプレッソ、カプチーノ、ラテなど種類も豊富です。コーヒーはネスプレッソを使用していて、安定の美味しさ。| 大聖堂のサイトから。 |
屋内は石の床と木の温もりが融合した居心地の良さですが、天気が良ければカフェから出られる中庭テラスへ行くのもいいですね。そこからは大聖堂の屋根のゴシック装飾を間近で眺められ、他では味わえない空間になっています。



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